「自分を責め続けた先に見えた光 〜深い内省が教えてくれた、人生のギフト〜」

カウンセリング「大人の学校」

「どうしてうまくいかないんだろう」
「なんで私だけ、こんなに辛い思いをしなきゃいけないの?」
「また人が離れていった…」

そんな思いに、心が押しつぶされそうになっていた時期が
私にもありました。

今思えば、自分に自信がなくて、
自己否定ばかりで、
何かあるたびに「私のせいだ」「私が悪いんだ」と責め続けてきました。

どうにか変わりたくて、
自己啓発の本を何冊も読み漁り、
YouTubeでいろんな人の言葉を聞いて、
「これならいけるかもしれない」と思うものにはすぐに飛びついて…。

でも、一時的には少し気持ちが楽になるけれど、
またすぐに元に戻る。

日常生活に生かすことができず、「どうしてまたダメなんだろう」と、
さらに落ち込む日々の繰り返し。

「自分の人生を立て直す方法」を探すことができず
時間だけが経ち、現実はどんどんこじれていきました。
そんなことにも、当時はまったく気づけませんでした。

でも、あるとき、ようやくわかったんです。
問題の“本当の原因”は、外ではなく、自分の内側にあったのだと。

「世界は同じように見えて、実は人によって見えている世界は全く違う」
この言葉の意味が、ようやく腑に落ちました。

私は自分の思い込みで、
世界を“苦しいもの”“不幸なもの”として見てしまっていたのです。

誰かが悪い、環境が悪い、運が悪い――。
そうやって周りを責めていたけれど、
それは自分の内側にある傷や思い込みが見せていた“現実”だったんだと。

そこから、私は自分と真剣に向き合いはじめました。
何度も苦しくなり、投げ出したくなりながらも、
ようやく少しずつ、自分の思考のクセや感情のパターンが見えるようになってきた。

「私、こう思ってたんだ」
「だから、あのときあんなふうに感じたんだ」
そんなふうに、自分の本音に気づけるようになってきたんです。

それは、簡単な道のりではありませんでした。
次から次へと訪れる苦しい出来事に、何度も心が折れそうになった。
でも、今だから言えるのは――
「あの苦しみがあったからこそ、気づけた」
ということです。

深く自分を見つめる力、「内省力」は、
辛い経験から生まれる大きなギフトだと思います。

外側の状況を変えようとしても変わらなかったものが、
自分の内側が変わることで、見える景色そのものが変わっていく。
そんな実感を、私はようやく持てるようになってきました。

もし今、あなたが
「どうしてこんなにうまくいかないのか」
「なぜこんなに苦しいのか」と悩んでいるとしたら、

もしかしたらそれは、あなたが
“人生の本当のギフト”をまだ受け取れていないのかもしれません。

あなたの感じている苦しみも、決して無駄ではありません。
自分の心の奥深くに触れる力は、誰かから教わってすぐに手に入るものではないけれど、
その力は、あなたがこれまで頑張ってきた証であり、
これからの人生を支える「大きな土台」になっていきます。

焦らなくて大丈夫です。
ひとつずつ、自分の本音に気づいていけば、必ず光は見えてきます。

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