自己肯定感を上げたい方必見。自己肯定感を上げるには“勇気”がいるから、あえて下げている。

カウンセリング「大人の学校」

「できたらやるね」と言ってしまう理由

誰かに「できたらやるね」と言ったこと、ありませんか?

この言葉、実はとても便利です。
やれなかったときの言い訳にもなるし、責任も軽くてすむ。

でもそれって、ちょっと「逃げ場をつくってる」状態でもあるんです。

たとえば…
●「絶対成功するからね」
●「絶対君を幸せにする」
●「5年後にやって良かったと思えるようにするから」

こう言い切るのって、すごく勇気がいりますよね。
もし結果が出なかったら、恥ずかしいし、怖いし、
何より自分が傷つきます。

だから私たちはつい、「できたらやるね」と保険をかけたくなります。


どうして人は“保険”をかけるのか?

それは、自分を守るためです。

最初から「できないかも」と思っておけば、
もしうまくいかなかったときに
「ああやっぱり」と納得できるし、自分を責めなくてすみます。
結果、高く設定した自己肯定感を下がるというリスクをとらなくてすみます。

逆に、「できる!」と信じて挑んで失敗したら、
自分を否定されたような気持ちになってしまう。
高く設定した自己肯定感は一気に低くなり、
「ほらね、自分は自己肯定感は高くないんだよ。」と高くない自分を確認して傷つくんですね。

だから、自己肯定感を高く持つことは、
そのリスクをとっているので
実はすごく勇気が必要なんです。


他人の評価に左右されない生き方

そんな自己肯定感の特徴の上で、
私たちが自己肯定感を高く保つには、前提がひとつ必要です。

「自分は自分、他人は他人」という線引きができていること。

誰かに批判されても、それはその人の価値観であって、
あなたの価値を決めるものではありません。

他人の意見を尊重することと、
自分の意見を捨てることは違います。

自分のやりたいこと、信じたいことに正直になる。
そして、たとえ結果が出なくても
「それでも私の選択だった」と胸を張れること。
それが、本当の意味での自己肯定感の土台になります。


結果や相手の気持ちはコントロールできない。その上で、自分ができること

うまくいくか、失敗するか。
結果は誰にも分かりません。
だからこそ、結果ばかりに一喜一憂しないことが大切です。

しかし、ここに他人や周囲の評価が、絡んでくると
そんな穏やかにいられないと思います。
そんなリスクをとるなら、
そんな不安をとるなら
だから、最初から自己肯定感をわざわざ無自覚的に
自分で下げているんです。

でも、結果は自分でコントロールできません。
まして、相手が自分のことをどう思うか、どう評価するかなどコントロールできません。

自分がどう思っても自由なように
相手もまたどうあなたのことを思おうが自由なのです。

だとしたら、
コントロールできないことに執着しても自分が不幸になるだけだ。
自分がコントロールできることだけに集中しよう。
この前提が必要になります。

「結果は自分だけでは決められないから、
 自分のできることをしたらOK。」とか
「相手が自分のことをどのように思おうと相手の自由。
 それは自分が相手のことをどう思うと自由と同じであるように。」

他人や結果に左右されないことが
自己肯定感を揺るがないものにするものだと思います。


最後に

とはいっても、
周りの目が気になる・・・結果が出ないと嫌だ・・・と思うことがあっても大丈夫。
まずはその気持ちを認めて、「そう思ってる自分もいるんだな」と受け入れるところからはじめてみてください。

その上で、
「結果は自分だけでは決められないから、
 自分のできることをしたらOK。」とか
「相手が自分のことをどのように思おうと相手の自由。
 それは自分が相手のことをどう思うと自由と同じであるように。」という感覚が
少しずつ腑に落ちてくると

意外にそんな感じでも大丈夫なんだなと
実感できるようになると思いますよ。

タイトルとURLをコピーしました