「頑張るあなたへ届けたいメッセージ:『自分を大切にする』ってどういうこと?

カウンセリング「大人の学校」

かつての私もそうでした。
「無理しないでね」と声をかけられると、
なぜかより燃えてしまう(笑)。

今思えば、頑張っている自分を認めてほしくて、
仕事、勉強、目一杯詰め込んでいました。
そうすることで自分を満たそうとしていた。
もっというなら、そうすることでしか自分を満たすことができなかった。

そんな毎日の中で、ふとした瞬間に襲ってくる疲労感。
「私、一体何をしているんだろう?」
「もう、何もしたくない…」そう思うことはありませんか?

私の場合は、ふだんはあまりないのですが
急に何もやりたくない期間が一定期間続いて
だましだましやって、一定期間しのぐと
また、いつものように戻る感覚がありました。

もし、今のあなたがそう感じているなら、ぜひ読んでほしい。

私がたどり着いた答え。それは、「自分を大切にする」こと

私がたどり着いた答え。
それは、「自分を大切にする」こと。

自分を大切にすることとは
「本当の自分で生きる」ということなんです。

逆に、いつも頑張ってしまう人は、
「嘘の自分」で生きているのかもしれません。

では、「本当の自分」とはどういうことか
「嘘の自分」とはどういうことか
具体的にお話させていただきますね。

想像してみてください。
好きな異性に振り向いてほしくて、
猫をかぶったり、格好つけてみたり。
でも、そんな「嘘の自分」は長続きしませんよね。

仕事とプライベートは別ですという人の落とし穴

”9~18時までは仕事、それ以降はプライベートだから、仕事は一切しません!”
仕事とプライベートを分けること自体は悪いことではありません。

問題なのは、
それらがまるで別人格のような自分である場合かなと私は思います。
職場で愛想を振りまき、
家に帰れば家族に横暴な態度をとる。
一体、どちらが本当の自分なのでしょう?

仕事の自分は「嘘の自分」で、プライベートが「本当の自分」で
もしかしたら、どちらも自覚がないだけで「嘘の自分」かもしれません。
だとしたら、「本当の自分」はどこへ行ってしまったのでしょう。

なぜ、私たちは「本当の自分」でいられないのでしょうか?
その根底には、「嫌われたくない」という強い思い込みがあると私は考えています。

過去の経験から、
「本当の自分ではうまくいかない」と感じ、
無意識のうちに理想の自分を演じようとする。

嘘の自分を演じすぎて、それが「本当の自分」と勘違いする事すらあります。
かつての私はそうでした。

いつも違う誰かを演じるのは、本当に疲れます。
なぜなら、その目的が「相手に気に入られること」になっているから。
「自分が幸せになること」が置き去りになっているのです。

相手に自分の評価を委ねると、いつも精神的に不安定になる。

もちろん、「相手に気に入られることが自分の幸せ」
という考え方もあるかもしれません。

でも、わざわざ嘘の自分を演じて得た好意は、長続きしませんし、
何よりも自分が疲弊してしまいます。
本音を言えない苦しさも、ここに繋がっています。

また、相手に気に入られることが目的になると、
自分の価値基準は相手の評価に委ねられます。

評価されている時は安心できるけれど、
少しでも評価が下がると不安になる。

まるで、自分でコントロールできない天気に一喜一憂するようなものです。

相手が自分を評価してくれなかったときに、
自分の演じる役を変えなければいけないので、
いつも振り回される生き方になって
自分がありません。

軸がないので
この自分はダメだな
あの自分もダメだなと
役をひっかえとっかえして
いつも違う自分を演じなければならなくなります。

「嫌われていないかな?」
「なぜ、私に声をかけてくれないの?」
「あの発言、どう思われたかな?」

相手がどう受け取るかは、相手が決めること。
私たちがコントロールできるのは、「どう伝えるか」を考えて
ボールを投げる瞬間までです。

人間は今自分ができることに集中して生きるしかありません。
しかし、自分にできないこと(相手の気持ちを変えるとか、相手の行動を変えさせようとするとか)余計なことをするから、余計な時間を使ってしまい、
いつも時間に追われたり、本当にやりたいことができなくなったりします。

頭では「自分は自分、他人は他人」と呟いているのに、
いつも無意識に、気づけば人の顔色ばかり伺っている。

もしかしたら、
あなたも「相手に気に入られるために、少し無理をして自分を演じている」
と感じることがあるかもしれません。

もしそうなら、立ち止まって考えてみてください。
「本当の自分」は、どんなことを望んでいるのでしょうか?

「自分を大切にする」とは、
「本当の自分」の声に耳を傾けること。
他人に気に入られるために生きるのではなく
自分は自分のやりたいことをやるために生きる。

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