ばいきんまんから教わる、目的をしっかりもって生きること

(1)会社の社長が陥りやすいこと

私も経営者をしています。
民泊、儲かるよと聞いて始めた。しかし管理が面倒くさい特に土日年末年始は自分で掃除しないといけない。しかも、土日年末年始にお客さんが
私は「障がいをなくす」ために障害福祉事業所の経営者をしています。
自分「らしく」、「なりたい自分」になる人たちを増やすことが
私の生きる意味になっています。
しかし、ひょんなことから民泊のことを知り、はじめてしまい、確かに儲かるのですが土日は民泊で時間がないという状態に陥りました。ある瞬間に、俺はなんのために生きているんだ?と気付いてはっとしました。
「あ、お金に振り回されているだけだ。」そうお金儲けをしたいからやる。これをすると目的がズレていくんですね。前提として会社が儲かることは大事です。儲かっているから活動資金が得られるので自分のやりたいことができるのです。でも、必要以上に儲けるために、本来自分のやりたいことに時間が使えないのはなんのために生きているのか?訳のわからない状況になっていました。それに気づいた私は本来の生きる目的、私のやりたいことに時間を使うために、お金儲けだけのためにはじめた民泊を半年でやめることを決断しました。経営者って、会社に行けば毎月決まった給料が入ってくる会社員とちがってお金のリスクがいうも背中合わせにあるので、お金に執着しがちなんですね、そこに気付かないでずるずる続けてしまうと、いったい何のために生きているのかよくわけがわからない状態になることがあります。

(2)助けられたばいきんまん

ばいきんまんが、がけから落ちたことがありました。
そこにいつものようにアンパンマンがやってきて
ばいきんまんを助けてくれます。
しかし、アンパンマンに助けられたばいきんまんは
自分が宿敵アンパンマンに助けられたと知るや
「離せ離せ」と暴れ出し、結果、下に落ちてしまいます
このシーン、アニメだから死ぬなんてことはないですが
現実の1シーンであれば、まちがいなくばいきんまんは死んでいます。

仮にばいきんまんの生きる目的が「アンパンマンをやっつけること」だとしても
死んでしまっては自分の目的を果たすことができなくなります。
宿敵アンパンマンに助けられてしまったという
余計なプライドが一歩間違えれば、命をおとすかもしれないという
目的がズレた行動をとってしまっています。

(3)愛することが、目的を生み出す。

わかりやすくお伝えするために
ばいきんまんを例にしましたが
私たち人間も、これを日常でやっています。

本当はその意見いいなと思っているのに
それを言っている相手が嫌いだから、不機嫌そうな顔をしたり・・・

本当は「わーい」って
喜びたいのに、自分はそんなキャラじゃないと我慢したり・・・

アンパンマンの映画で
ばいきんまんが主役になったことが1回だけあります。

いつもアンパンマンをやっつける役割を担っているばいきんまんが
絵本の中に吸い込まれ、その絵本の中では英雄とあがめられているストーリーなのです。

その中でばいきんまんは、巨大な象と英雄として戦います。
しかし、ばいきんまん単体が絵本の中に吸い込まれているだけなので
いつもばいきんまんが乗っているUFOやロボットみたいなものはなく
生身のばいきんまんで勝負を挑みますが、あっさりと破れてしまいます。

そのときに、ある妖精に
「どうしてやっつけてくれなかったの?」と聞かれたばいきんまんは
「わざと負けてやったんだ。」と言います。

自分の弱さを
自分で受け入れられず、強がっている状態
つまり、現実から逃げている状態です。

ここからばいきんまんは
この妖精と一緒に、巨大な象をやっつけるために
絵本の世界でロボットの開発に乗り出します。

しかし、この妖精が自分に自信がなく
いつも弱音を吐いて、失敗ばかり、足を引っ張ります。

最初はイライラしっぱなしのばいきんまん。
自分の投影だからなんでしょうね。

しかし、その妖精を励ますシーンがあります
「俺様だって怖いんだ。」
「俺様はいっぱい失敗してきた。
 でも、何度だって立ち上がるんだ。」


ここで初めてばいきんまんが自分の弱さを受け入れるんですね。
この段階では失敗することを悪い、結果が出ないことを悪とせず
結果が出なくても、自分のやりたいことを貫いてきた自分に誇りを感じているんです。

当時、自分の弱さから逃げまくっていた私は
自分とばいきんまんを重ね合わせ、胸がしめつけられそうになりました。

そして、巨大象と再戦に挑みます。

しかし、あと一歩のところまで
追い詰めるものの、ばいきんまんたちは、巨大象たちの前に敗北してしまいます。
どうすることもできなくなった、ばいきんまんがとった行動とは

「アンパンマンを呼んで来い!」と言って
妖精を自分がいた元の世界に投げ飛ばすんです。

崖から落ちて、アンパンマンに助けてもらったにも関わらず
「離せ離せ」と大暴れして
転落したときと別人なのがわかりますか?

自分の弱さを受け止め
自分より強いアンパンマンを認めて
かつ、この妖精を守ってあげたいという【愛】がないと
この行動はとれないんです。

この妖精との出会いが
ばいきんまんに自分の弱さを受け入れるきっかけを与え
この大切な妖精を守るために、一番ベストな選択、自分より強いアンパンマンを呼ぶということができているんです。

このシーンは目的がずれていないんです。
変なプライドがないからです。

これは人は【愛する】状態になったときに
数ある選択の中から、ベストな選択ができるようになる
ということを
示唆してくれます。

タイトルとURLをコピーしました