思い込みによって描かれた、嘘の世界から抜け出し、主体的に生きる

カウンセリング「大人の学校」

「世界に意味なんてない。意味をつけているのは、いつだって自分自身なんだ。」

もしあなたが今、この言葉を読んでもピンと来ないなら、
それは当然かもしれません。

なぜなら、私たちが見ている世界は、
あまりにもリアルで、疑う余地がないように感じられるからです。

目の前に広がる風景、聞こえてくる音、感じる痛みや喜び。
それらは全て、紛れもない「現実」だと信じているでしょう。

そして、もしあなたが今、生きづらさを感じているなら、
このブログに書かれていることは、
もしかしたらただの理想論に聞こえるかもしれません。

「あなたはそう思えたかもしれないけど、私には到底そうは思えない」と、
残酷な現実を突きつけられたように感じるかもしれません。

でも、少しだけ耳を傾けてみてください。

私たちは、生まれた時から、
様々な情報や経験を通して、独自の「思い込み」をしてきています。
それは、育った環境、周囲の人の言葉、過去の成功や失敗…
これらによってつくられた思い込みは
世界を正しく見ることができなくなってしまいます。

そのフィルターを通して見える世界は、
私たちにとって真実ではなく、「嘘の世界」を見せつけられているだけだとしたら?

想像してみてください。
同じ夕焼けを見ても、「綺麗だ」と感じる人もいれば、「寂しい」と感じる人もいます。
同じ雨の日でも、「憂鬱だ」と感じる人もいれば、「しっとりとした情緒がある」と感じる人もいます。

世界そのものに感情があるわけではありません。
意味を与えているのは、私たちの心(思い込み)なのです。

そして、時にその「思い込み」というフィルターは、
私たちにとって不都合な現実を作り出してしまうことがあります。

「自分にはどうせ無理だ」
「いつもこうなってしまう」
「誰も理解してくれない」
…そんなネガティブな思い込みがあることで
全くそんな意味をもっていなかった世界を
あたかもそういう現実のように映し出します。
これは嘘の世界、見せられている世界とも言えます。

でも、ここで希望の光が見えてきます。
もし、私たちの見ている世界が、自分の「思い込み」のせいで
見せられている「嘘」
だとしたら?

その事実に気づいた瞬間、
私たちは嘘の世界から飛び出すことができるのです。

まるで、映画の主人公が、作り物のセットだと気づき、
壁を突き破って真の世界へと足を踏み出すように。

世界に意味を与えるのは、
私たち自身です。

そして、もし今、あなたが不都合な意味を与えているのだとしたら、
その意味付けをやめることもできるのです。

もちろん、長年かけて作り上げてきた「思い込み」に気づき、
それを変えるのは簡単なことではありません。
それは、無意識の領域で行われていることが多いからです。

でも、大丈夫。
そのことに気づきこそが、変化の第一歩です。

「もしかしたら、私が今見ている世界は、
私の思い込みが生み出した嘘なのかもしれない。


そう気付くだけで、
あなたは嘘の世界から抜け出すための小さな扉を開く鍵となるのです。

主体的に生きるということは、
自分の思い込みに気づき、それを意図的に選び取るということです。

過去の経験や他人の意見に流されるのではなく、
「私はこの世界をどう見たいのか」
「私はどんな意味を与えたいのか」を、自分の心で決めることです。

世界は、あなたが意味を与えるキャンバスです。
これまで、無意識に誰かが描いた絵の上で生きてきたかもしれません。
でも、これからは、あなた自身が筆を取り、自由に、希望に満ちた色で自分の物語を描いていくことができるのです。

世界は、あなたが信じる以上に、
幸せで明るく、そして可能性に満ち溢れているのかもしれません。


さあ、勇気を出して、
思い込みに気付いていきませんか?

嘘の世界から飛び出し、
あなた自身の力で、輝く未来を創造していきましょう。
世界は、あなたの物語が始まるのを、心待ちにしているはずです。

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